プロフェッショナル

 

倉星です。

俺を乗り越えて行くのは俺だけ。


一番いいのはまだきてない。

写真家のプロフェッショナル

先日、プロの写真家の方とお話しする機会があり、
撮影してもらいました。

撮影まで30分くらい待ちました。
その間、ぼくにはわからない採光や構図やいろんな微調整を徹底的におこなっているのを眺めていました。

シャッターを切る少し手前で飛行機がとおり、ものすごい音でした。
「一回やめましょう」
「写真だから関係ないって思うでしょ?でも、写真にはすべて入ります。音も、感情も、生き方も。だから、飛行機なんかのノイズをこの今から撮る写真にいれたくない」

しびれました。神は細部に宿るの言葉通り、そのまま狂気を感じるこだわり。
「アナログのカメラでとるのも同じで、デジタルと画質が同じでも、感覚でなんか違うんだよな」
「レコードとCDの違いと似てますね」
「そうそう、似てるね」

デザイナーのプロフェッショナル

先日、『服を売る』という本を読みました。
yohji yamamotoです。

ある文章を読んで震えて、少し泣きました。
ヴィムベンダーズが山本耀司の仕事風景を撮影した時の話です。

型紙を引くパタンナーたちが静かに仕事をしている様子を、撮り始めた時のことです。パタパタというフィルムの音を、急に彼が気にし始めたのです。
「撮影機の音が、彼女たちの邪魔をして迷惑なんじゃないか」。彼は秋葉原に行き、ビデオカメラを買ったんです。出始めたばかりのビデオを軽蔑していたにもかかわらず。
彼の行動に、僕のスタッフたちに対する深い敬意を感じました。そして、小さな会社のスタッフにまで気を遣う人だから本物だと思ったんです。

山本耀司(2019) 服を売る モードを超えて 中央公論新社

最高の作品を作る、という目的に対して、
自分の最高の機材での撮影と、音で被写体の邪魔をしない機材で撮ることを、天秤にかけ後者を選んだ。
その選択にヴィムヴェンダーズのこだわりや哲学が垣間見えます。ヴィムベンダーズがなにを撮りたかったのかわかります。

パンクロックのプロフェッショナル

「撮りたいものは全部撮れよな、それがパンクだぜ」
自分がパンクロッカーであるかぎり、他からの要望にもパンクで答えるジョーストラマー。

金をもらう限りプロフェッショナル

お金を誰かからもらうということは、その人を幸せにしたことへの感謝だと思う。
それが資本主義でわかりにくくなってるけど、本質は感謝してもらわないと金はもらえない。

BtoBのビジネスではそれが個同士の感謝と価値の交換じゃなくなり、どんどんわかりにくくなり、
なんとなくでも金はもらえるようになりました。
感謝されることをしなくても、金がもらえる。そして、金しか見えなくなる。

サラリーマンと書いたのはそういうこと。和訳したら給料人間。
社長から平社員まで役職関係なく、サラリーマンはサラリーマン。
言い換えると、雇われ根性、下請け根性持ってる人はみんなサラリーマン。

プロフェッショナルな仕事を自分はできているか、
プロフェッショナルってのは自分のまかされた仕事に妥協なく最善を尽くすことだと思う。
どれくらい自分の仕事にこだわりをもっているか、最近自問自答しています。

こだわりは妥協なき選択

会社の文句つまみの酒はうまくない。こだわりの話をしたい。

40歳の目標は無敵。最強ではなく、無敵。
雇われ根性から抜け出すために、プロフェッショナル目指したい。

以上です。今まで読んでいただいてありがとうございました。

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