入社5年目の渡(仮名)のインタビューです。
──渡さんは前職では何をされていたんですか?
前職って前職がないです。
高校卒業後、4年間は深夜のアルバイトしながらポストロックのバンドをしてました。
なので職歴といえる職歴がありませんでした。
──入社してからは今までどんなことしてきましたか?
入社して研修を終えてから、3年間はずっとアプリ関連の開発に従事してきました。
カーナビのソフトウェアを書いたり、スタジアム内で使えるウェアラブルなサービスのアプリだったり。
なんとなくみんながITっぽいって思うような仕事をしていました。
そこからポイントカードの読み取りシステムなどの業務アプリケーション開発の案件に参画しています。
別会社の人に現場で気に入ってもらえて、別の案件にスライドさせてもらえてたくさん経験を積ませてもらえました。
スライドし続けて3年、といった感じです。
今は自社の受託案件で製造業向けの事務などで使うシステムのリプレイス案件でリーダーを任されています。
「これならぼくでも行けるんじゃないか」と思ったのがきっかけ
──なんでIT業界で就職しようと思ったんですか?
ずっとバンドをがんばってきたんですけどなかなかうまくいかなくて、就職しようと考えていました。
とはいえ、今までずっとバンドのことしか考えてなくて、就職するって漠然としたイメージしかなかったのが本音です。
その当時、エンジニアで自分の経歴を紹介している人がいっぱいいました。
エンジニアには”退職エントリー”っていう文化があります。
その退職エントリーをいろいろ読み漁って、自分の中でエンジニアというもののイメージが頭の中で構築されていきました。
あとは、その当時よく見ていたゲーム実況をしている人が、
ゲーム以外にもプログラミングのコンテンツもアップしていました。
そのコンテンツを見ていて、プログラミングがどういうものなのかなんとなくわかっていました。
なので自分の中で、退職エントリーでわかっていたエンジニアの未来に向かって、プログラミングの経験をこつこつ積み重ねていくっていうイメージができあがっていたので、「これならぼくでも行けるんじゃないか」と思ったのがきっかけです。
地方でのIT業界の求人は想像以上に門戸が狭かった
──当社に入社した理由は?
未経験の積極採用というところが一番大きかったです。
もともと地方でITの求人を探していて、研修します、給料出しますってとこがほとんどありませんでした。
だいたいが経験者の募集です。
地方でのIT業界の求人は想像以上に門戸が狭かったという印象があります。
正直、「エンジニアになるのって難しいかもな」とも思ったんですが、ハローワークの求人でたまたま見つけて、 ダメ元で応募しました。
もう5年目になってるので、月日が経つのって早いですね。
本当にありがたかった・・・感謝しかありません。
──未経験からリーダーになるためにするべきことは?
うーん…まずは基本情報技術者試験を合格すること。
会社がキャリアアップのために提示しているので、これはマストでクリアしたほうがいいと思います。
あとはお客様先の信頼を勝ち取って、仕事をもってくること。
問答無用で会社にとってなくてはならない存在になりますから。
──当社はどんな感じですか?
なんでしょう…黎明期。
まだまだこの安定路線で突き進むって感じではないような気がします。
まだまだ夜明けってイメージです。
採用も積極的にしていこうとしている中で、社内環境も良くしていって、 みんなが働きやすい環境をつくっていこうとしているのは伝わります。 先日も社長が住宅手当の支給額をあげたりしていたので、これからももっと良くなっていけばいいと思います
──休みの日は何をしているんですか?
バンド・お酒・映画・寝る。
ちなみに最近観たおすすめの映画は『アバウトタイム』です。
「人生とは!」が詰まった映画です。
あとは、モキュメンタリー系のホラーも好きです。
邦画でいうと『怖すぎ』シリーズ。
たまに会社内で上映会などもしていますし、映画好きの方もけっこういます。 あとは会社のメンバーで趣味でバンドやったりもしていて、楽しくやってます。
向き合うのはパソコンですけど、確実に人と人とのつながりがある
──エンジニアとして活躍できる人ってどんな人だと思いますか?
お題目としては規則性とか、暗算ができるとか。
たしかにエンジニアとしての素養のようなものはそのあたりで測れると思います。
でも、長く続けられる人は、コミュニケーションを意識してとれる人だと現場に出て思いました。
自分の性格が明るい・暗いとかの話ではなくて、
こういうことだから連絡しなきゃって思って、連絡できる人のこと。
開発って一人でするものではないので。
向き合うのはパソコンですけど、確実に人と人とのつながりがあります。
──今後の目標を教えてください。
技術的なところはある程度やってきたので、
今後はマネジメントの方向でどんどん学んで、役職につけるようにがんばっていきます。
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