【前編】前職、プロフェッショナルな町の電気屋さん みたいな、、、

みなさんこんにちは。

2023年、GITに中途採用で入社した石★PARAです。

私は富山県内のIT企業に1年半ほど勤めた後にGITに入社したのですが、
そのときの業務内容が今とはちょっと違っていたので、そのときのことを書きたいと思います。

まずは前職の入社の経緯から。

前職の入社の経緯

県内の高校を卒業した後、大学へ進学せず、実家から近くの本屋さんでアルバイトをしたり、
工場勤務をしたり、将来のことをあまり考えずに転々としていました。

カラオケ店員として働いていたとき、中学時代の友人たちと集まって飲み会があったのですが、
その際にIT業界に勤めている友人たちからいろいろな話を聞くことがあり、だんだんと興味を持ち始めました。

もともと父の趣味で、Windowsが出る前から家にパソコンがあったので、兄と一緒になって遊んだり、
Windows95が登場してからも、いわゆるアンダーグラウンドなインターネットに夜な夜な勤しむようになったり、
独学でHTML/CSSを学んでWebサイトやCGI掲示板FTPでアップロードして公開したり…なんてしていたこともあり、そのときのことを思い出しました。

そして漠然と「IT業界に行きたいな」と思うようになったのがきっかけで、職業訓練校を経て県内のIT企業に就職しました。

 

主な業務内容(前編)

晴れてIT企業に就職した私が、担当していた業務内容を以下に記します。

・ノートPCの導入
・設定
・サポート、サーバやファイアウォールの点検
・メンテナンス
・リプレース

基本ですね。

毎日仕事で使用するものですので、ちゃんと動作が保証されているものを選定しなければいけません。

このとき、お客様から特定のメーカーやブランド等の指定があればそれに従います。
具体的には、DELL製がいいとか、WindowsではなくMacが欲しいとか、そういうことですね。

そこからさらに細かい要件が入ります。

DVDドライブや無線LAN、Web会議用カメラの搭載・非搭載、モニタのインチサイズ、本体の重量など…。

それら要望をしっかり漏れなくヒアリングすることはマストでした。

何故なら、見積書を通し、予算をいただいて発注し、複数台まとめて設定していざ導入!
…したはいいものの、あとから「あれが欲しい」「これが足りない」「PCが遅い(=スペック不足)」と言われてしまっては、元も子もないですからね。

当時の上司からは

プロフェッショナルとして、お客様からさすがと言われるようにしないといけない

と口酸っぱく言われておりました。

そうして発注したPCを設定してお客様にお渡して終わり!…ではなく、その後のサポートも業務の一環でした。

お客様の事業所に月一で出向き、ウイルスに感染していないか、ストレージの空き容量に余裕はあるか、業務に不要なソフトウェアがインストールされていないか、PCの挙動が怪しくないかなど、PC全台を総点検することも行っておりました。

その日は同時に、お客様の事業所に導入したサーバやルータ、UPS、ファイアウォール、無線LANアクセスポイントなども問題が無いか確認します。

サーバのデータのバックアップも取りますし、バックアップデータの取り扱いにも注意が必要です。

そしてすべての点検が終われば、気になったことやお客様からあった要望を作業報告書に書き記し、後日改善提案などを行います。

耐用年数が過ぎていたり、動作がおかしかったりする機器があれば、お客様にご報告してリプレースを検討してもらいます。

稟議が下りれば、見積書→発注書→商社に発注して取り寄せ→設定・動作確認→設置・導入→点検・メンテナンス→…といったサイクルに移ります。

他にも、何もない日にいきなり電話がかかってきて「ちょっとパソコンの調子がおかしいんだけど」と言われれば、その場でまず状況を聞いて、電話口で対応できそうか否か判断し、緊急かそうでないか、その後のスケジュールと被っていないかなどを考慮し、会社や現在地から近いのであれば直接客先に向かいますし、北は北海道、南は九州まで全国規模の事業所であれば、リモートデスクトップで繋いでみて直せるかどうか、対応いたします。

状況によってはメーカーサポートが必要な物理的な故障などもあり、その場合はもちろん取り次ぎも行います。

 

そんなようなことを、複数社…私の場合は取引先として5,6社ほど同時に担当しておりました。

これだけ聞くととても大変そうに見えるかもしれませんが、ちゃんとしていればトラブルはそれほど多くはないので、頻繁にお伺いする客先と月一の定期メンテナンスのみの客先と、両極端でした。

ちなみに、このサポートのレベルも、事業所の大小やお客様が望んでおられるサービスの度合いによって契約内容が違います。

大きな事業所ですと「最低でもこのぐらいは必要」とお見積りし、予算を多くいただく分手厚くサポートしたり、小さな事業所ですとそこまで必要なかったり、そもそもお客様側からも求められてなかったりします。

ノートPCの導入と無線LANの設定だけでいいよ、というところもありました。

……なので、私の業務に対する印象は「まるで町の電気屋さんみたいだな」でした。

 

(後編へ続く)

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