はじめまして!群馬事業所の甘井(仮)と東京事業所の大坂元(仮名)と申します。
今回は弊社の仕事の一つである、「ソフトウェア開発」について話したいと思います。
ソフトウェア開発の概要
確かに、真夏の暑い夜にエアコンが故障してしまったとしても、
窓を開けて、イライラしながら寝苦しい一夜さえ我慢すれば、次の日には修理してもらって再び快適な夜へ。。。
一般家庭においてはそれでいいかもしれませんが、
空調機の故障が大きな影響を与える現場(食品を扱う工場、大規模商業施設、医療施設など)において、特に重要な役割を担います。
空調機の運転状態を24時間365日常時監視することで、
万が一のトラブル発生時も迅速な対応が可能になり、
このような空調機の遠隔監視システムの開発にGITが携わっています。
遠隔監視の仕組み
各空調機には遠隔監視用のアダプターが取り付けてあり、このアダプターが遠隔監視センターと通信を行うことによって、空調機の監視を行うことができます。
通信はLTE網を利用した無線通信が採用されており、携帯電話と同じ回線を使用しているため、回線提供エリアであればどんな場所でも使用でき、回線工事等が不要で容易に設置できるというメリットがあります。
また、監視を行うだけでなく、軽微の故障の場合は監視センターからの遠隔リセットで復旧を図ることができます。
使用されている言語については、用途によって使い分けられています。
全国にある空調機に取り付けられた多数のアダプターと遠隔監視センターとの間の通信はTCP/IPという通信プロトコルを利用していて、設定、運転データの取得、遠隔制御などの様々な機能を持つ各種コマンドの送受信を行っています。
この通信制御部分は多数のアダプターと同時に通信を行うため処理速度が高速であるC,C++言語を使用しています。
遠隔監視センターで、現在の監視状態を確認するためのシステム、
遠隔監視を行うスケジュールの設定など人が画面を確認する必要があるものは、画面を作成しやすいVBを使用しています。
遠隔監視システムの各アプリケーションの応答監視ツールはC#を使用しています。
システム利用者が空調機の運転状況についての各種レポートを確認するWebはClassic ASPを使用しています。
遠隔監視アダプターが空調機の運転状況データを定期的に空調遠隔監視用サーバに送信する。
サーバが 受信した運転状況データは,空調遠隔監視センターの監視画面に表示される。
遠隔監視システムの活用
遠隔監視システムは、空調機の異常を検知するだけでなく、Webレポートを発行する機能があります。
稼働経歴明細・グラフ(運転時間・発停回数)、点検作業履歴レポート(月間)、警報発生履歴レポート(年間)などなど。
商業施設で営業開始と共に自動で空調運転開始、営業終了時間と共に空調自動停止するスケジュール運転機能。
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