【ふるさと納税】ビールより、ステーキよりたまには世の中のためになにかをしてみる。

営業と採用を担当している倉星です。

面接をしていて、社会貢献という言葉をよく聞きます。
「御社のお役に立てると思います。
本日はお忙しい中お時間を取って頂きありがとうございます。
一生懸命情報通信エンジニアとしてベテランの方々の技術を継承してその最先端の技術の中核を担っていけるような社員になり技術を身につけ、社会貢献していきたいです!」
的な、建前で使う言葉のトップを独走していたようなワードでしたが、
最近では本当に社会貢献したいと思っている応募者の方がいると、
なんとなく感じています。
応募しようか迷われている人の中に、
社会貢献のアンテナをはっている人もいるのかなと思い、
この記事を書くことにしました。

ふるさと納税で保護猫・保護犬のNPO法人に全額寄付しました

今年初めに入社してはじめての年末です。
人生で初めてふるさと納税をしたのでその話をします。
結論から申し上げると、
全額、保護猫・保護犬の団体に寄付しました。
理由としては、犬猫が好きだからです。
ふるさと納税のwebサイトを見ていると、
おいしそうな牛肉やビールがたくさんあります。
なんとなくそういうもののほうが得した感はありそうで、
今までもそういうものを直感的に選んできていました。
マズローの五段階欲求の生理的欲求(食べたい・飲みたい)です。
最近そういうものに魅力を感じなくなってきたこと、
誰かのためになにかをするってことが、
ただただ自分にとっていいなという感覚があって、
今回は全額寄付しました。

「お金=自分の欲望を満たすもの」という世界観で生きてきました

現在30代も半ばにさしかかろうとしていますが、
以前から寄付をしていたわけではありません。
20代の半ば頃までは
「あれもほしい、これもほしい、もっとほしいのに、お金が足りない。寄付なんて誰がするんだよ」と思っていました。
自分の買いたいもの、欲しいもののためにひたすらお金を使っていました。
世界一周をしていた時、
カンボジアでボランティアをしている人たちを横目にビールを飲んで酔っ払っていた私です。
かなり自分のことだけ考えて20代を生きてきた自信だけあります。
20代後半になってきて、自分の生き方に疑問をもち、
行動から変えてみようと今までしてこなかったことをしてみようと思いました。
元々動物が好きだったので、
「まじか・・・」って思う額を寄付してみました。
ハイブランドの服とか買っていた時には味わえない緊張感があり、
支払った瞬間に自分の中でパラダイムシフトが起こりました。
誰かのためになにかするって行為が、
「ただただ、ここにいていい」みたいな自分の存在証明になるってことに気づきました。
それまでけっこうな親不孝をしてきてたと自負しているのですが、
両親の誕生日、父母の日にはプレゼントを贈り、極力おばあちゃんには会いにいく、など親孝行もするようになりました。
仕事にかぎらず、プライベートでもなにかを頑張っていると、
そのうち超えられない壁にぶつかる時があります。
自分のためだけだとなかなか動機が弱くて、
だれかのためにがんばることで、乗り越えれたことが何度かあります。

優しく、遠くまで行く

40歳になったら自分の顔に責任をもて、といわれていますが、
営業や採用担当をしているので人の顔の相を見ることが多く、
なんとなくこの人は仕事以外でも良い人そうだなーとか面接・商談のときに考えます。
普段の見えていないところでどんなことを考え、行動しているかの蓄積で、
その人の表情は作られていると考えています。
なので良いことできるチャンスがあれば、どんどんしていきたいなと思っています。
ところで、たまに思い出すアフリカの諺があります。
早く行きたければ、ひとりで行け。
遠くまで行きたければ、みんなで行け。
たしかに一人で動くのは早いですし、自分の思い通りになりやすいのでストレスも無駄も少ないかもしれません。
20代はずっと一人で早く動いてきました。
これからは遠くまで行くために、30歳をこえてから会社にはいり、仲間と一緒に遠くまで行きたいと考えています。
代表が採用のページで「大切な人を守れる人になる」ということを書いていました。
誰かのためにがんばることで、誰かを守れる人になって、
より多くの誰かのためにがんばることで、より多くの誰かを守れる人になっていく、
みたいな螺旋状に人は成長できると思ってます。
最後に、レイモンド・チャンドラーの言葉が好きです。
強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない

孤児の擁護施設のシステム開発や、
保護猫・保護犬の団体のRPAなどを休日にボランティアでするっていう社会貢献の仕方が
会社にはできるんじゃないのかと考えています。
※あくまで個人的な意見です
IT業界で活躍したい!という熱い思いは好きですし、素晴らしいと思います。
それ以外でも、誰かのためにがんばるっていう思いがあるならば、
個人的に応援したいと思っているので是非面接で教えてください。
写真:熱海にある保護猫カフェにて
最後までお読みいただきありがとうございました。

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